大会長挨拶


テーマ:RE:PT 受け継ぐ心、つなぐ未来

 このたび、2027年2月7日(日)に第30回宮城県理学療法学術大会を開催する運びとなりました。学会開催にあたりご挨拶申し上げます。

 近年、社会はこれまでにない速度で変化しています。Z世代の価値観の多様化、情報の即時性を求めるタイムパフォーマンス(タイパ)の重視、限られた資源を最大限に生かすコストパフォーマンス(コスパ)の思考。 医療・介護の現場もまたデジタル化・AIの活用、働き方の変革、人材の量的・質的変動 など、かつてない転換期を迎えています。理学療法士を取り巻く環境も、例外ではありません。 学生の学び方、臨床現場のニーズ、多職種協働の在り方、そして地域における理学療法の役割は、日々変化しています。 しかし、そんな中にあっても、理学療法の“本質”は揺らがない、そう感じています。それは、 「誰かの健康と人生に貢献する」という「心」、そして、先人から受け継がれ、私たちがさらに磨き、次の世代へと手渡していくべき専門職としての「姿勢」と「価値」です。

 本大会テーマ「RE:PT ‐ 受け継ぐ心、つなぐ未来」には、理学療法士がこれまで積み重ねてきた知恵・技術・想いを“再定義(Re-define)”し、世代や領域を越えて“つなぎ(Reconnect)”未来へと“再出発(Re-start)”していくという意味を込めています。RE:PTに は、「Rehabilitation」の“Re”と同時に、「もう一度立ち返る」「再び動き出す」「新しい自分にアップデートする」というメッセージを重ねています。 本大会では、伝統的な理学療法の価値の再確認、新しい技術・考え方との融合、若手から中堅・ベテランまでが相互に学び合う循環環境、地域に根ざした取り組み、の共有を通して、“受け取り、渡し、つながり合う”理学療法の姿をカタチにします。 私自身、変わり続ける時代のなかで、変わらず大切にしたいものがあります。仲間とともに、 誰かに寄り添い、未来をよりよくしていこうとする“専門職の想い”です。

 本大会が、すべての参加者にとって新しい視点を受け取り、誰かの役に立つ未来へとつながる“ギフト”となることを願っております。 

第30回宮城県理学療法学術大会

大会長  片岡 洋樹

(仙台医健・スポーツ専門学校)